YouTubeアパートメントラボのコメント欄に届いた質問に本音で答える連載「コメント研究室」。実際のコメントを引用しながら、動画では答えきれなかった疑問にじっくりお答えします。
第3回のテーマは「キッチン・水回り・設備」。お風呂・洗面・洗濯機置場は、コメント欄でも特に実感のこもった質問が集まる分野です。5問選びました。
Q1. お風呂場にある洗面所、邪魔じゃない?
こういう物件見るたびに思うんだけど、お風呂場にある洗面所、邪魔じゃない?
@ぽけぴか子 さん(「激狭物件!?狭小ワンルームだけど快適に暮らせる一人暮らしの間取り」のコメント欄より)
いわゆる2点ユニット(浴槽+洗面)ですね。洗面が湯気で濡れる・歯ブラシの置き場に困るという弱点はその通りです。それでも採用されるのは、居室を最大化しつつ家賃を抑えられるから。同エリアの独立洗面付きより家賃が数千円安いことも多く、「風呂上がりに洗面を使わない生活動線の人」なら合理的な選択になります。逆に朝の身支度に洗面を長く使う人は、独立洗面台に家賃差を払う価値があります。
Q2. 洗濯機はどこに置くの?置場が見当たらない部屋がある
うむむ?洗濯機はどこに置くの?
@なんとかなーる さん(「賃料5万円以下!?千葉県にあるUR賃貸住宅のお部屋」のコメント欄より)
築年数のある物件では、設計当時の生活様式の違いから、室内に洗濯機置場(防水パン)がないことがあります。その場合はベランダ置き・脱衣スペースへの後付け・コインランドリー併用などの選択肢を確認します。防水パンの代わりにシンクへ排水する「間接排水」という方式もあり、詳しくは間接排水の解説記事にまとめました。内見では「洗濯機置場の位置・蛇口・排水」の3点セットを必ず見てください。
Q3. 風呂の「ふち」が太い浴槽があるのはなぜ?
風呂の「ふち」でかくない?
@user-nt2yn8sc4k さん(「【コラボ後半】新築大好き人間のワイ「これホンマに築16年の賃貸でっか?」」のコメント欄より)
縁が広い浴槽は、腰掛けて出入りできる・シャンプー類を置ける・半身浴の肘置きになるという設計意図があります。ユニットバスは型(規格)の世界なので、メーカーや年代によって縁の太さ・浴槽の深さに個性が出るんです。掃除の面積が増えるのは正直デメリットですが、浴槽の縁は「またぎやすさ」に直結するので、内見では一度またぐ動作をしてみるのがおすすめです。
Q4. 個室にもエアコンを付けたい。賃貸で増設できる?
二人以上で暮らすと考えると、冷蔵庫の位置がとても良いです。個室にもクーラーが付けられるようになってたら良かったかなと思いました。
@sorararara868 さん(「これが一人暮らし!?洗面所と間接照明が印象的な1LDKのお部屋」のコメント欄より)
できるケースは結構あります。手順は①管理会社または貸主(大家)に書面で相談 ②壁のスリーブ穴と専用コンセントの有無を確認 ③費用負担と退去時の扱い(残置するか撤去か)を取り決め。貸主にとって、エアコン増設は物件の価値が上がる話なので、穴あけ位置さえ問題なければ承諾することが多いです。無断設置だけは絶対NG。退去時の原状回復トラブルの定番なので、必ず事前承諾を取ってください。
Q5. 上の階の排水音って、築年数が経つと聞こえるもの?
リノベーション物件で綺麗にされているのは魅力ですが、やはり築古だと水回りの配管ダクトが気になります。お風呂やトイレ、洗濯機を真夜中に使用すると、上から下に水が流れる音が聞こえて…
@ohina3aki332 さん(「これが団地!?大阪市の駅横にある2LDKのUR賃貸住宅【南港しらなみ】」のコメント欄より)
排水音は築年数そのものより、「配管がどこを通っているか」と「更新されているか」で決まります。居室の壁の中をパイプスペースが通る間取りは音を感じやすく、共用部側にまとまっていれば気になりにくい。リノベーション物件は見た目だけでなく配管を更新している場合も多いので、「給排水管の更新履歴はありますか」と聞いてみてください。内見では図面のPS(パイプスペース)表記の位置を見るのがプロの確認方法です。
まとめ|水回りは「設計の理由」と「更新履歴」で見る
水回りの疑問は、配管・規格・投資判断という裏側を知ると一気に解像度が上がります。内見での確認ポイントは内見チェックリストにまとめています。あなたの疑問もぜひYouTubeのコメント欄へ。次回の「コメント研究室」で取り上げるかもしれません。