本記事はアフィリエイト広告を含みます。価格・在庫は執筆時点のものです。
冬の朝、カーテンを開けると窓ガラスが水滴だらけで、サッシの溝に水がたまっている。アルミサッシに1枚ガラスという賃貸に多い窓では、珍しいことではありません。結論を先に言うと、まず「ニトムズの結露吸水テープ」を窓ガラスの下辺に貼り、朝の水滴はワイパーで落とす。この2つで、窓枠やカーテンにカビが広がる前に水を止められます。
結論:まずは「ニトムズ 強力 結露吸水テープ 10M」
賃貸の結露対策で最初に買うなら、私たちのおすすめはニトムズの「強力 結露吸水テープ 10M(E1110)」です。理由は2つあります。
- 窓ガラスの下端に貼るだけで、流れ落ちた水滴をテープが受け止め、サッシの溝・窓枠の木部・壁紙に水が回らない。カビが生えるのは「水が流れ着く場所」なので、そこを先に守るのが一番効きます。
- 結露テープの定番メーカーの10m巻で、掃き出し窓と腰窓を合わせて2〜3か所分。レビュー1,931件・評価4.0と、このジャンルでは件数が最も多いクラスの商品です。
この記事の商品は、私たちが「評価4.0以上・レビュー件数100件以上・メーカー名が分かること・賃貸で原状回復できること」の基準で、Amazonの検索結果から選びました。体験談ではなく、レビュー件数・評価・購入数と、原状回復の観点で比較しています。

なぜ結露が起きるのか。大家の視点から
結露は、部屋の空気に含まれる水蒸気が、外気で冷えた窓ガラスに触れて水滴に変わる現象です。原因は「温度差」「湿気」「換気不足」の3つで、賃貸の部屋はこの3つが重なりやすい条件を持っています。
- 温度差:アルミサッシと1枚ガラスの窓は、複層ガラスより表面がずっと冷たくなります。窓が大きい部屋ほど水滴の量も増えます。
- 湿気:室内干し、加湿器、鍋料理やお風呂の湯気。石油・ガスのファンヒーターは燃焼そのもので水蒸気を出すので、暖めるほど湿度が上がります。
- 換気不足:鉄筋コンクリート造のマンションや団地は気密性が高く、水蒸気が逃げません。寒いので窓も開けない、という冬の生活が結露を育てます。
問題は、水滴そのものより「流れ落ちた先」です。水はサッシの溝にたまり、窓枠の木部、壁紙の下端、カーテンの裾、床のフローリングに染みていきます。そこに黒カビが生えると、拭いても色が戻りません。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、結露は建物の構造上の問題であることが多いとしつつ、借主が貸主に連絡もせず、拭き取りなどの手入れを怠って結露を放置し、拡大させたカビやシミは借主負担になりうる、と例示されています。大家の立場で言うと、退去立会いで揉めるのは「結露が出た」ことではなく「放置してカビが窓枠と壁紙に広がった」ことです。窓枠の木部が腐ると交換、壁紙は面で張り替えになり、数万円単位の話になります。カビを見つけたら早めに管理会社へ連絡し、日付入りの写真を残しておいてください。負担の線引きは知識コラム「賃貸の結露・カビ対策|放置すると退去費用は誰の負担?」で詳しく書いています。
なお、窓からの冷気そのものを減らす断熱シート・隙間テープ・断熱カーテンは、道具記事「窓が大きい部屋の冬の寒さ対策」で扱っています。この記事は「出てしまった結露の水」と「湿気」を処理する道具に絞ります。
比較表:結露対策の道具 5点
| 商品 | 価格 | 評価(件数) | 賃貸との相性 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| ニトムズ 強力 結露吸水テープ 10M シルバー(E1110) | 1,265円 | 4.0(1,931件) | ◎ ガラス面に貼るだけ。シーズン終わりに剥がす | まず1つ。窓枠やカーテンの裾を守りたい人 |
| 山崎産業 結露取りワイパー S(332519) | 382円 | 4.0(2,148件) | ◎ 貼らない・置かない | 朝の水滴を毎日サッと落としたい人 |
| アズマ工業 グングン吸水激絞りワイパー・ミニ(AZ262) | 901円 | 4.0(1,307件) | ◎ 貼らない・置かない | サッシの溝や床の水たまりまで拭き取りたい人 |
| ニトムズ 窓ガラス結露防止 断熱シート 水で貼れる(E1590) | 1,574円 | 4.1(903件) | ○ 水貼りで糊残りなし。ガラスの種類に条件あり | 寝室など、水滴の量そのものを減らしたい人 |
| 山善 コンプレッサー式除湿機 YDC-J03(W) | 10,980円 | 4.0(608件) | ◎ 置くだけ。次の部屋にも持っていける | 室内干しが多く、部屋全体の湿気を下げたい人 |
ニトムズ 強力 結露吸水テープ 10M シルバー(ニトムズ)
選んだ理由:幅3cm×長さ10mで、同シリーズの4m巻(618円)より1mあたりが安く、1LDK〜2LDKの窓をひと通り貼れます。過去1か月で100点以上購入されている定番品で、白いサッシに合わせたいならホワイト(E1130)もあります。
使い方・設置のポイント:ガラスの汚れと水気を拭き取り、乾いてから、ガラスの一番下の辺に沿って貼ります。サッシ枠ではなくガラス面に貼るのが原則です。水滴はガラスを伝って落ちるので、下辺にテープがあれば溝に届く前に吸われます。
- 注意点:吸水した水は蒸発で乾く仕組みなので、テープが常に濡れているほどの結露量なら、ワイパーや除湿機を併用してください。
- 注意点:貼りっぱなしで夏を越すと糊が固まり、剥がし跡が残る製品もあります。結露の季節が終わったら必ず剥がします(剥がし方は後半の注意点に書きます)。
結露取りワイパー S(山崎産業)
選んだ理由:ゴムのワイパーで水滴を落とし、そのまま柄の中のボトル(200ml)に水がたまる日本製の定番品です。レビュー2,148件はこのジャンルで最多クラスで、価格は382円。床に水を垂らさずに窓1枚をまとめて処理できます。
使い方・設置のポイント:朝、カーテンを開けたら上から下へ一方向にすべらせ、最後にサッシの溝を雑巾で拭きます。ボトルの水は毎回捨てて乾かしてください。
- 注意点:ガラスにザラつきのある型板ガラス(すりガラス風)では水が残りやすいので、仕上げに布で拭くのが確実です。
グングン吸水激絞りワイパー・ミニ AZ262(アズマ工業)
選んだ理由:スポンジ状のヘッドで水を吸い、レバーで絞る小型モップです。結露取りワイパーが「ガラスの水滴」担当なら、こちらは「サッシの溝と窓下の床にたまった水」担当。レビュー1,307件・過去1か月で200点以上購入されており、スペア交換ができる国内メーカー品です。
使い方・設置のポイント:窓下のフローリングや出窓の天板、洗濯物を干した下など、水がたまる場所を朝に一度なでます。手を濡らさず、雑巾より早く終わります。
- 注意点:ヘッドを濡れたまま放置するとそれ自体がカビます。絞ってから風通しの良い場所で乾かしてください。
窓ガラス結露防止 断熱シート 水で貼れる E1590(ニトムズ)
選んだ理由:幅90cm×長さ1.8m、厚さ約7mmの気泡シートで、糊ではなく霧吹きの水で貼ります。ガラスの表面温度が下がりにくくなるので、水滴の「量」を減らせます。レビュー903件・評価4.1で、粘着タイプ(同社E1170は評価2.4)より賃貸向きです。
使い方・設置のポイント:ガラスの寸法に合わせてハサミで切り、ガラスに水を吹きかけて貼ります。剥がすときは端からめくるだけで、糊が残りません。吸水テープと組み合わせるなら、シートの下辺の少し下にテープを貼ります。
- 注意点:網入りガラス・複層ガラス・熱線反射ガラスには、熱がこもって割れる「熱割れ」の恐れがあるため使えません。窓に金属の網が入っていないか確認し、対応ガラスは商品ページで確認してください。
- 注意点:外の景色は見えなくなります。寝室や北側の窓など、眺めより結露を優先する窓に向いています。
コンプレッサー式除湿機 YDC-J03(山善)
選んだ理由:窓の道具は「出た水」の対処ですが、室内干しが多い部屋は湿気の元を減らさないと毎朝同じことの繰り返しです。除湿機カテゴリのベストセラー3位で、過去1か月で2,000点以上購入。国内メーカー品で1万円前後、除湿量は1日3.8Lと商品名にあります。無名メーカーのペルチェ式(5,000円前後)は除湿量が少なく、冬の結露対策には力不足になりがちです。
使い方・設置のポイント:寝る前に窓のそば、または室内干しの下に置いて切タイマーで運転します。コンプレッサー式は気温が低いと除湿量が落ちるので、暖房中の部屋で使うのが基本です。
- 注意点:置くだけなので原状回復の心配はありません。タンクの水を毎日捨て、床に直置きするときは結露受けの意味で防水マットを1枚敷くと安心です。
- 注意点:コンプレッサー式・デシカント式の違いや部屋の広さ別の選び方は、道具記事「北向き・湿気の多い部屋のカビ対策。除湿機とサーキュレーターの選び方」に任せます。
同じ悩みがありそうな部屋(内見動画つき物件記事)
- 秘密基地のようなロフト空間と大きな窓の採光の賃貸(福岡県):タイトルにあるとおり窓が大きい部屋です。ガラス面が広いほど冬の結露量も増えるので、吸水テープは長さに余裕のある10m巻が向いています。
- 落合団地(神戸市須磨区・2LDK・61㎡):鉄筋コンクリート造の団地は気密性が高く、冬の結露が出やすい建物の代表です。窓の道具と除湿機を組み合わせたい間取りです。
取り付け・使用時の注意点(原状回復のために)
- 貼るのはガラス面だけ。 吸水テープも断熱シートも、塗装した木の窓枠、樹脂サッシ、壁紙には貼らないでください。糊で塗装や壁紙が剥がれると、通常損耗ではなく借主負担の修繕になりえます。
- 貼る前にガラスを拭く。 汚れと水気を取ってから貼ると、密着が良くなり、剥がすときも跡が残りにくくなります。
- シーズンで剥がす。 吸水テープは結露が始まる11〜12月に貼り、3〜4月に剥がします。夏の直射日光で糊が固まるのが、剥がし跡の主な原因です。
- 退去時・シーズン終わりの戻し方。 テープは端からゆっくり、ガラスに沿って低い角度で引きます。糊が残ったら、ぬるま湯で薄めた中性洗剤を含ませた布で湿らせてから拭き、落ちなければ市販のシール剥がし剤を使います。金属のヘラやメラミンスポンジでこすると、ガラスに細かい傷が付くのでやめてください。貼る前と剥がした後の窓を写真に撮っておくと、退去立会いの証拠になります。
- 断熱シートはガラスの種類を確認。 網入り・複層・熱線反射ガラスは熱割れの恐れがあります。割れは借主負担になりうるので、対応ガラスを商品ページで確認してから貼ってください。
- サッシの溝を乾かす。 道具を使っても、溝に水が残れば黒カビが出ます。朝の拭き取りと、晴れた日の5分の換気を習慣にしてください。
- カビが出たら、まず管理会社へ。 窓枠や壁紙にカビが広がってから自己流で削ると、かえって傷を増やします。連絡した記録と写真が、退去時にあなたを守ります。
よくある質問
結露防止スプレーは効きますか?
今回の調査では、結露防止スプレーはレビュー評価が2.6〜3.4と私たちの基準(4.0以上)に届かなかったため、選んでいません。ガラス表面のコーティングは持続期間が短く、結露の量が多い窓では追いつかないのが評価の低い理由と読み取れます。水を受け止める(吸水テープ)、落とす(ワイパー)、湿気を減らす(除湿機)の順で対策するほうが確実です。
吸水テープは毎年貼り替えるものですか?
はい。1シーズン使い切りと考えてください。テープは吸った水を蒸発させて繰り返し使いますが、汚れやホコリを含んで吸水力が落ち、糊も劣化します。春に剥がして、次の冬に新しいものを貼るのが、ガラスに跡を残さない一番の方法です。
結露でカビが生えてしまいました。退去時に費用を請求されますか?
結露そのものは建物の構造による部分が大きく、通常の手入れをしていた範囲のカビまで借主が負うわけではありません。ただし国土交通省のガイドラインでは、貸主に知らせず放置して拡大させたカビやシミは借主負担になりうるとされています。分かれ目は「連絡したか」「拭き取りなどの手入れをしていたか」です。見つけた時点で管理会社に連絡し、写真を残してください。詳しくは知識コラム「賃貸の結露・カビ対策|放置すると退去費用は誰の負担?」をどうぞ。
あわせて読みたい
知識コラム
暮らしの道具
物件記事
※価格・評価・レビュー件数は2026年9月4日時点のAmazon.co.jpの表示です。変動します。