線路沿いは住めば慣れる?騒音・防音の疑問に答える【コメント研究室#4】

「線路沿いって、住めば慣れるもの?」騒音・防音の疑問に答える【コメント研究室#4】(表紙:@sichanmarulove さんのコメント「東京の山手線沿いに住んでいました。…意外と慣れてしまえば気になりませんでした。」)

YouTubeアパートメントラボのコメント欄に届いた質問に答える連載「コメント研究室」。実際のコメントを引用しながら、動画では答えきれなかった疑問にじっくりお答えします。

第4回のテーマは、賃貸の悩みナンバーワンとも言える「騒音・防音」。防音室から線路沿い、隣人の見抜き方まで5問です。

Q1. 防音室って、真夜中に大音量でも本当に大丈夫?

防音室なんて使ったことないけどここでDVDを大音量で真夜中に見て歌いタコ踊りを踊っても近隣にはなんの影響もないってことよね?

@酒麦-v4w さん(「これが一人暮らしの間取り!?騒音を気にせず楽器演奏やライブ配信できるお部屋」のコメント欄より)

楽器可・防音室付き物件の防音性能は「Dr値」などの遮音等級で表され、「どの楽器を何時まで演奏してよいか」が契約や利用規約で決められているのが普通です。つまり「防音室=無制限」ではなく「通常の物件より大幅に広い範囲が許容される」が正解。歌・映画鑑賞レベルなら深夜でもほぼ問題にならない性能の物件が多いですが、契約前に「演奏可能な楽器と時間帯」を必ず確認してください。踊る場合の床への振動(固体音)は空気音より伝わりやすい点だけ頭の片隅に。

Q2. 線路沿いの物件って、住めば慣れるもの?

むか〜し、むかし、東京の山手線沿いに住んでいました。朝っぱらから夜中まで電車が、ひっきりなしに走っていましたが、意外と慣れてしまえば気になりませんでした。

@sichanmarulove さん(「理想的な同棲暮らし!?睡眠のタイミングが別々でも快適に暮らせる間取り」のコメント欄より)

体験談ありがとうございます。実際「電車の音は規則的なので慣れやすい」と言われ、私たちの取材でも線路沿い在住の方から同じ声をよく聞きます。ポイントは規則的な音(電車)は慣れやすく、不規則な音(人の声・足音)は慣れにくいという性質の違い。線路沿いは家賃が抑えめな分、窓の遮音性能(複層ガラス・二重サッシ)が整っていれば期待以上に快適です。内見では窓を閉めた状態と開けた状態の差を必ず聞き比べてください。当チャンネルの動画で窓を開けて環境音を録るのは、この差をお見せするためです。

Q3. メゾネットなら上下の足音問題はなし?

上下での音が気にならないのは良いですね。足音お互い気まづいのは嫌だし。

@てらちゃん-t7z さん(「女性の一人暮らしに最適!?常識をぶっ壊すロフト付きのメゾネットワンルーム」のコメント欄より)

メゾネット(1住戸で2フロア使う間取り)の大きな価値はまさにそこで、2階の足音の「出し手」も「受け手」も自分になるため、上下階への気遣いから解放されます。小さなお子さんのいる家庭や、在宅時間の長い人に人気の理由です。注意点は、隣戸とは壁でつながっているので左右の音は通常の物件と同じ条件であることと、階段の上り下りが毎日の生活に組み込まれること。取材した実例はメゾネットのタグから見られます。

Q4. 「変な住民がいないか」って、聞いたら答えてくれるの?

私も初めての一人暮らしは怖い思いをして警察呼びました〜。変な住民がいないか聞いて答えてくれるもんなんですか??

@ヨンチェ さん(「【懐かしい間取り】一人暮らし経験者は「あ〜そうそう」と感傷にひたれるお部屋」のコメント欄より)

貸主(大家)も、個人情報やプライバシーの関係で「◯号室の人はこういう人」とは答えられません。ただ、「騒音などのトラブルは過去にありましたか」「入居者の属性は学生さんが多いですか、社会人ですか」という聞き方なら、答えられる範囲で答えるのが誠実な仲介・管理会社です。加えて自衛策として、共用部(ゴミ置場・掲示板・駐輪場)の状態を見るのが効きます。掲示板に騒音注意の貼り紙が多い建物は、それが答えです。騒音トラブルの対処法もあわせてどうぞ。

Q5. 複層ガラス?樹脂サッシ?窓の性能はどれだけ効く?

複層ガラスはもとより海外はトリプルガラスが当たり前。そして引き違い窓は掃除がやり難いし寒いですよね。ちなみに樹脂窓ですか?住み手にとって温熱環境が健康に重要で…

@kocoha8212 さん(「これが極上2LDK!?二人暮らしで在宅ワークしても快適に過ごせるお部屋」のコメント欄より)

専門的なご指摘、その通りです。窓は熱と音の両方の弱点で、複層ガラス(ガラス2枚)はまず断熱・結露対策、防音まで狙うなら二重サッシ(窓自体が2組)が効きます。サッシ枠がアルミか樹脂かで断熱性能はさらに変わります。賃貸の募集図面には書かれないことが多いので、内見でガラスの厚み(合わせ目のスペーサー)とサッシ枠の材質を実際に触って確認を。結露との関係は結露・カビ対策の記事で詳しく書いています。

まとめ|音は「構造+間取り+環境」の掛け算で読む

騒音の予測は運まかせではなく、構造・間取り配置・環境の3点でかなり読めます。構造ごとの傾向は木造・鉄骨・RC造の違いの記事に、入居後のトラブル対処は騒音トラブル対処法にまとめました。あなたの疑問もぜひYouTubeのコメント欄へ。

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