内見で見るべきチェックポイント完全ガイド|後悔しない持ち物と確認リスト

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気になる部屋が見つかったら、契約前に必ず行いたいのが内見です。写真や間取り図ではわからない情報は驚くほど多く、ここを丁寧に見るかどうかで入居後の満足度は大きく変わります。この記事では、内見の持ち物から、室内・水回り・共用部・周辺環境まで、後悔しないためのチェックポイントを順番に解説します。登録者14万人のチャンネルで全国の物件を内見・撮影し、自身も宅地建物取引士・現役の大家である運営者が、プロの目線でお伝えします。

▶ この記事は「初めての賃貸で損しない完全ガイド」の詳細編です。賃貸の基礎をまとめて知りたい方はそちらもどうぞ。

内見に持っていくと役立つ持ち物

手ぶらでも内見はできますが、次のものがあると確認の精度が大きく上がります。

  • メジャー……家具・家電が入るかの採寸に必須
  • スマホ……写真・動画の記録、電波の確認、方位磁針アプリで方角チェック
  • 間取り図……気づいた点をその場で書き込む
  • 筆記用具……採寸値やメモ用
  • スリッパ……空室は床が汚れていることも

写真は「あとで見返すと記憶があいまいになる場所」を中心に、収納の中・水回り・コンセント位置・窓からの眺めを撮っておくと、複数物件を比較するときに役立ちます。

室内でチェックすべきポイント

部屋に入ったら、次の点を確認します。

  • 日当たり・採光……窓の方角と時間帯。可能なら日中に内見する
  • 窓の数・位置・眺め……通風や隣建物との距離
  • コンセントの位置と数……家具・家電の配置に直結(見落とし注意)
  • 携帯の電波・ネット環境……各部屋で実際に確認
  • 収納の広さ・数……扉を開けて奥行きまで見る
  • 傷・汚れ・におい・カビ……入居前の状態は写真で記録
  • 床の傾き・建付け……ドアや窓がスムーズに開閉するか
  • エアコンなど設備の有無と年式……古い設備は交換可否を確認

採寸しておきたい場所

「買った家具が入らない」「搬入できない」という失敗は、採寸で防げます。次の場所は測っておきましょう。

測る場所理由
玄関ドア・廊下の幅大型家具・家電の搬入経路の確認
洗濯機置き場防水パンのサイズに合う洗濯機か
冷蔵庫スペース幅・高さ・放熱スペースが足りるか
窓の幅・高さカーテンのサイズ選び
居室の広さベッド・机・ソファの配置イメージ

水回りのチェック

水回りは生活の快適さに直結し、後から変えにくい部分です。水圧(実際に蛇口・シャワーをひねれるか確認)、排水の流れにおい(排水溝からの逆流臭がないか)、カビ(浴室の換気・窓の有無)を見ておきましょう。洗面・キッチン・浴室・トイレそれぞれの収納や、コンセントの有無も忘れずに。

共用部・建物のチェック

部屋の中だけでなく、建物全体の管理状態も必ず見ましょう。ゴミ置き場(分別・清潔さ)、駐輪場・駐車場ポスト・宅配ボックスエントランス・廊下・階段の清掃状況、防犯設備(オートロック・防犯カメラ)などをチェックします。

アパートメントラボの現場から

全国の物件を内見・撮影してきて断言できるのは、部屋そのものより「共用部」に建物の管理状態と住民の質が出るということ。ゴミ置き場・駐輪場・ポスト周りを見れば、その物件の”今”がわかります。大家の立場でも、管理が行き届いた物件ほど良い入居者が集まる好循環があると実感しています。部屋がきれいでも共用部が荒れている物件は、一歩立ち止まって考えてみてください。

周辺環境は「昼と夜」で確認する

周辺環境は時間帯で表情が変わります。可能なら昼と夜の両方で歩いてみましょう。確認したいのは次の点です。

  • 騒音源……大通り・線路・パチンコ店・工場などが近くにないか
  • 用途地域……準工業地域などは騒音が起きやすい
  • 生活施設……スーパー・コンビニ・ドラッグストア・病院の距離
  • 夜道の明るさ・人通り……防犯面の安心感
  • ハザードマップ……市区町村のサイトで水害・土砂災害リスクを確認

駅から物件までの道のりは、実際に歩いて時間と坂道・踏切の有無を体感しておくと、入居後のギャップを防げます。

内見で見落としがちなポイント

アパートメントラボの現場から

数多くの内見動画を撮影してきた経験から、あとで効いてくるのに見落とされがちなのが「コンセントの位置と数」「携帯の電波」「窓を開けたときの騒音」の3つです。いずれも写真には写りません。気に入った部屋ほど舞い上がってしまいがちですが、この3点だけはその場で必ず確かめてください。スマホ一つで全部チェックできます。

騒音・防音は「構造」もあわせて確認

内見時の体感に加えて、建物の構造を知っておくと防音性の判断がしやすくなります。木造・鉄骨造・RC造でおおよその傾向は変わりますが、同じ構造でも界壁の厚さや窓の位置で体感は大きく異なります。詳しくは賃貸の防音は構造で決まる?木造・鉄骨・RC造の防音性で解説しています。

よくある質問

Q. 内見は1日に何件くらい回れますか?
移動時間にもよりますが、1日3〜4件が現実的です。多すぎると印象が混ざるので、写真とメモで記録しながら回りましょう。

Q. 内見だけして契約しなくても大丈夫?
問題ありません。複数を見比べてこそ、条件の良し悪しが分かります。気になる点は遠慮なく質問しましょう。

Q. オンライン内見でも大丈夫?
遠方の場合は便利ですが、電波・におい・騒音・日当たりの体感は伝わりにくいもの。可能なら入居前に一度は現地を確認するのがおすすめです。

まとめ

内見は、写真ではわからない「電波・騒音・日当たり・採寸・共用部・周辺環境」を自分の目と体で確かめる場です。メジャーとスマホを持ち、昼夜の周辺環境まで見ておけば、入居後の「思っていたのと違う」を大きく減らせます。気に入った部屋ほど冷静に、この記事のポイントを一つずつチェックしてください。賃貸の基礎全体は初めての賃貸で損しない完全ガイドにまとめています。

畠山 晴允(はたけやま はるみつ)/アパートメントラボ合同会社 代表・宅地建物取引士

登録者14万人のYouTubeチャンネル「アパートメントラボ」を運営し、賃貸・分譲・戸建ての内見動画を制作。自身も広島で一棟アパートを経営する現役の不動産オーナー。三菱地所レジデンス・積水ハウス・UR都市機構などの物件PR動画も手がける。賃貸を「借りる側」と「貸す側」の両方の視点から発信しています。運営者について >

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