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窓の内側にブラインドを付けたい。でも、窓の上にねじを打つのは、賃貸だとちょっとこわいですよね。暖房を入れ始める11月の手前、カーテンを閉めても窓ぎわの足もとだけが冷たい。そんな窓に、ねじを使わずに付けられるのが「突っ張り式のハニカムシェード」です。
窓枠のどこを測るか。遮光にするか、光を通す生地にするか。窓の形ごとに、順に見ていきます。
選び方メモ
この記事の道具は、私は使っていません。ねじを使わずに付けられて、Amazonで今も買えるもの。そこに絞って、突っ張り式やカーテンレールに付けるハニカムシェードを12点調べ、Amazonで見つからないものや販売が終わっていたもの、しくみが商品名から読み取れないものなど9点を外して、3点にしぼりました。
窓枠の内側に突っ張って付けるなら「グラムスタイル ハニカムスクリーン つっぱり式 コードレス」
窓枠の内側に、左右から突っ張るタイプ。私はこれを最初に選びます。窓枠にも壁にも、ねじを1本も使いません。
このシェードは、0.1cm単位でサイズを決めて作ってもらう、オーダーのタイプです。窓枠の内側にぴったり合わせやすいので、横から冷たい空気が回りこむすき間を小さくできます。
ひもがない「コードレス」なのも、選んだ理由です。下のバーを手で上げ下げするだけ。窓のまわりにひもがぶら下がらないので、見た目もすっきりします。
この商品番号は「遮光(光を通しにくい生地)・幅175×丈100cm・松葉色」です。サイズと色は、商品ページで自分の窓に合わせて選びます。

グラムスタイル ハニカムスクリーン つっぱり式 コードレス 遮光
向かない人:窓枠に奥行きがなく、突っ張る面がない窓。オーダー品なので、測りまちがえたときに取りかえがききにくい点も覚えておいてください。
カーテンを閉めても足もとが冷えるのは、ガラスのそばで空気が冷やされるから
冬の朝、窓ガラスにさわるとひんやりしますよね。そのガラスのそばの空気も冷やされて、床へと流れ落ちます。カーテンのすそや横にすき間があると、その冷たい空気が部屋へ出てきます。窓ぎわの足もとが冷たいのは、このためなんです。
ハニカムシェードは、横から見ると生地が六角形の筒をつないだ形をしています。蜂の巣(ハニカム)に似ているので、この名前です。筒の中に空気がとじこめられるので、ガラスと部屋のあいだに、空気の層を1枚はさむような形になります。
カーテンとのちがいは、窓枠の内側にはめこめること。すき間が小さいぶん、冷たい空気が出てくる道もせまくなります。カーテンをやめる必要はありません。シェードを窓枠の内側に、いつものカーテンをその手前に。2枚がさねにするのがおすすめです。
たとえば広島市南区段原の1LDK(45㎡)は、記事で「壁一面が窓」と紹介しているLDKです。こんなふうに窓が大きい部屋ほど、ガラスから冷える面も広くなります。カーテンライナーや断熱シートなど、ほかの道具は窓が大きい部屋の冬の寒さ対策にまとめています。
注文の前に、窓枠のどこを測る?
突っ張り式は、窓枠の左右の面を押して止まります。なので、測るのは窓ガラスではなく「窓枠の内側」です。
- 内側の幅:上・まん中・下の3か所。いちばん短い数字を使います
- 内側の高さ:左・まん中・右の3か所
- 奥行き:窓枠の手前のふちから、サッシ(ガラスをはめた枠)までの深さ。鍵(クレセント)やハンドルが出っぱっていないかも見ます
- 突っ張る面の材質:凹凸のある面やざらざらした面には付けられない、と注意書きをしているメーカーもあります
注文する幅の決め方は、商品ごとにちがいます。販売店の採寸ガイドには「窓枠の内側の幅より1cm小さく」と案内している例もあります。必要な奥行きもふくめて、注文の前に商品ページで確認してください。
窓枠の奥行きがほとんどなく、サッシが壁にじかに付いているような窓もあります。そのときは突っ張る面がないので、次のカーテンレールに付けるタイプを考えます。
昼も明るくしたい窓、突っ張れない窓には
3つのちがいを、先に表にしておきます。
| グラムスタイル | ISSHOGUGU | Adliy | |
|---|---|---|---|
| 付ける場所 | 窓枠の内側(突っ張る) | 窓枠の内側(突っ張る) | 突っ張る・カーテンレール |
| 生地 | 遮光 | 非遮光(光を通す) | レース+遮光の2枚 |
| 上げ下げ | コードレス | コードレス(取っ手) | ひも(プルコード) |
| サイズ | 0.1cm単位のオーダー | 0.1cm単位のオーダー | 幅50〜200cm・丈200cmまで |
| 向く窓 | 夜は光をもらしたくない寝室 | 昼も下ろしておきたいリビング | 窓枠に奥行きがない窓 |
昼も下ろしたままにするなら「ISSHOGUGU ハニカムシェード 非遮光」
遮光の生地は、昼に下ろすと部屋が暗くなります。寒い日の昼間もシェードを下ろしておきたいなら、光を通す「非遮光」の生地が合います。
このシェードも突っ張り式で、0.1cm単位のオーダーです。取っ手を持って上げ下げする、ひものないタイプ。商品名によると、この商品番号はW190×H180cmのホワイトです。

ISSHOGUGU ハニカムシェード つっぱり式 非遮光
向かない人:道路や隣の建物に面していて、夜は外から見えにくくしたい窓。透ける具合は生地によるので、気になる人は遮光を選ぶほうが安心です。
窓枠に奥行きがないなら「Adliy ツインハニカムシェード」
商品名に「突っ張り式」と「カーテンレール取り付け」の両方が書かれているタイプです。商品名からは、窓枠で突っ張れない窓でも、いま付いているカーテンレールに吊るして使えると読み取れます。付け方の図は、商品ページで見ておきましょう。
生地は「ツイン」です。商品名には「レース+遮光生地」とあり、1台にレースと遮光の2種類の生地が付いています。昼は明るく、夜は光をもらさずに、と分けて使いたい人向けです。サイズは幅50〜200cm、丈200cmまでのオーダーです。

Adliy ツインハニカムシェード 突っ張り式・カーテンレール取り付け
向かない人:カーテンと2枚がさねにしたい人。レールにシェードを吊るすと、カーテンを掛ける場所が足りなくなることがあります。レールが何本あるか、先に見ておくと安心です。どのレールに付けられるかと、レールにかけてよい重さは、商品ページとレールの表示で確かめておきましょう。
選ばなかったものも書いておきます。立川機工(FIRSTAGE)やTuissの突っ張り式は、メーカーの説明がくわしいのですが、Amazonで同じ商品を見つけられませんでした。突っ張り棒にシェードを掛けるタイプも候補でしたが、どう止まるのかを商品名以外で確かめられず、外しています。
窓があたたかくなると、ガラスの結露はふえることもある
ここは、買う前に知っておいてほしいことです。
シェードで部屋の暖かさをさえぎると、そのぶんガラスはもっと冷えます。部屋の中はあたたかくなるのに、ガラスの表面は冷たいまま。なので、窓によってはガラスの結露がかえってふえることがあります。
私なら、朝起きたらシェードを上げて、ガラスとサッシの水をさっとふきます。シェードのすそが濡れたガラスにふれたままだと、生地にしみやカビが出やすくなるからです。サッシの下にたまる水は、窓際の床が濡れる朝の対策も参考になります。
ねじ穴は残らなくても、窓枠に残りやすいあと
突っ張り式を選ぶいちばんの理由は、ねじ穴を開けないことです。国交省の原状回復をめぐるトラブルとガイドラインでは、ねじ穴・くぎ穴は、借りている人の負担になりうるものとされています。原状回復とは、退去するときに部屋を元の状態に戻すことです。
ただ、突っ張り式でも気をつけたいところが2つあります。
- 窓枠のへこみ・こすれ:強く突っ張りすぎると、やわらかい窓枠に押しあとが残ることがあります。落ちない程度の力で止めて、ときどきゆるみを見ておくと安心です
- 結露をほうっておいたカビ:手入れをせずに広がったカビは、借りている人の負担になりうるとガイドラインにあります。窓枠のパッキンや木の部分は、とくに見ておきたい場所です
窓枠に何かを付けてよいかは、部屋ごとの約束ごとで決まることもあります。気になるときは、付ける前に管理会社か貸主に聞いておくと、あとで迷いません。賃貸で手を加えてよい範囲は、賃貸でできるDIYの範囲に、結露と退去費用の関係は賃貸の結露・カビ対策にくわしく書いています。
カーテンを付けたまま、すき間だけをふさぎたいなら「窓が多い角部屋、カーテンの上と横から冷える」。カーテンが付かないスリット窓・小窓なら「スリット窓・小窓にカーテンが付かない」が近いです。
