YouTubeアパートメントラボのコミュニティで定期的に行っているアンケートを読み解く連載「アンケート研究室」。第4回のテーマは「コンビニでトイレを借りたら買い物をする?」です。
外出先で急にトイレに行きたくなったとき、頼りになるのがコンビニ。でも「借りるだけで出ていくのは気が引ける」「何か買うべき?」と迷った経験はありませんか。1,300人以上が回答してくれた今回、結果は大きく偏りました。
- アンケート実施:2026年7月(YouTubeコミュニティ投稿)
- 集計日:2026年9月8日(総投票数1,348票、コメント14件)
結論:8割が「買う」。ただし本質は「買うこと」ではなく「気持ちを伝えること」
| 選択肢 | 割合 |
|---|---|
| する | 81% |
| しない | 15% |
| その他 | 4% |
8割以上が「何か買う」派。コメント欄を読むと、これは「ルールだから」ではなく、お礼の気持ちの表し方として定着していることが分かりました。そして「買うかどうか」より大事なことが、コメントの中に書かれていました。
「する」派の声:親がそうしていたから
もっとも「いいね」を集めたのは、こんなコメントでした。
借りる前は「お借りしていいですか」と店員さんに声をかけ、使用後は何か買ってレジで「お手洗いありがとうございました」とお伝えしています。特別なことは何も考えてませんでしたが、親がそうしてたので…。
@baha-wwd さん(アンケートのコメント欄より)
「声をかける」「買う」「お礼を言う」の3点セット。そしてそれを「特別なことは何も考えていない」「親がそうしていた」と言えるのが素敵です。マナーは教えられるものというより、見て育つものなのかもしれません。
コンビニ等店舗内にあるトイレは客に対するサービスだから何か購入するのが当たり前
@はむたろす-i4k さん
急いでない限りとりあえず飲み物をセルフレジで買って感謝する←
@紅さん-g4k さん
トイレもだけど本の立ち読みしたら何かしらは買ってる
@BK201-bk さん
「トイレは客へのサービス」という考え方が、「する」派の共通認識のようです。
「場合による」派の視点:店員さんの負担
一方で、こんな指摘もありました。
これは店員さんによる。トイレ使うたびに、大した売り上げにもならないようなものを一個買って帰られても、作業の手を止めてレジまで行かなくちゃいけないからウザいと言ってくる店員さんもいる。
@Ruggero-o3d さん
「買うのが礼儀」と思っていても、ワンオペで忙しい時間帯に小さな買い物でレジを止めるのは、かえって負担になることがある。これは「する」派には盲点かもしれません。コメントにあった「セルフレジで買う」は、この問題への一つの答えになっています。
看板横にトイレのマークがわざわざあるんだから、買い物する義務はないと思う
@purelemon-seigi さん
罪悪感って勝手にやってた
@seseragi-g2q さん
「義務ではない」というのも事実です。店側がトイレを開放しているのは集客のためでもあり、借りること自体は歓迎されています。罪悪感を抱えるより、感謝を一言伝えるほうが、お互いに気持ちよく済むのかもしれません。
ユニークなお礼の方法もありました。
せこいかもしれないけど、コンビニATMで残高照会します。コンビニATM、コンビニにとっては貴重な収入源らしいんですよ。
@okayhang2825 さん
有料でもいいくらいですので、物品を買ったとて、その物品は自分の手に入るわけで、少々恐縮しつつも、とてもきれいに保たれたコンビニのトイレを借りることは月に1回くらいあります。なんなら各ファミレスのトイレよりキレイです。心から感謝です🙏
@33みみ さん
仕組み・ルール:コンビニのトイレとの付き合い方
1. 借りるときは一言声をかける
店舗によってはトイレに鍵がかかっていたり、「一声かけてください」の貼り紙があったりします。防犯や清掃のタイミング管理のためなので、黙って入るより「お借りします」と伝えるのがスムーズです。
2. 「買う」より「きれいに使う」が最大のお礼
店員さんにとって一番ありがたいのは、汚さずに使ってもらうこと。トイレットペーパーの補充や清掃はすべて店員さんの仕事です。買い物をするかどうか以前に、「使う前より少しきれいに」を意識するだけで十分なお礼になります。
3. 忙しい時間帯はセルフレジや一言だけでも
朝の通勤時間や昼休みなど、レジが混んでいるときに小さな買い物で並ぶのは、店側にも他のお客さんにも負担になることがあります。セルフレジがあればそちらを使う、なければ「ありがとうございました」の一言だけでも気持ちは伝わります。
4. 災害時のトイレとしても覚えておく
大きな地震や停電のとき、コンビニは「災害時帰宅支援ステーション」として水道水やトイレを提供する協定を自治体と結んでいることがあります(2026年9月時点、店舗により対応は異なります)。「近所のコンビニのトイレの場所」を知っておくことは、防災の観点からも意味があります。
アパートのトイレが止まったとき、頼ったのはコンビニだった
これは私たちが経営しているアパートで実際にあった話です。数年前、給水管の工事で半日ほど断水した日がありました。入居者の方には事前に告知していましたが、「トイレはどうすれば」という問い合わせが一番多かった。そのとき案内したのが、徒歩2分のコンビニでした。
貸す物件を選ぶとき、私たちは「近くにコンビニがあるか」を必ず見ます。日常の買い物だけでなく、断水・停電・災害のときに頼れる場所があるかという意味です。内見で「徒歩◯分にコンビニ」と聞いても、ほとんどの人はお弁当や飲み物のことしか考えませんが、貸主(大家)は「非常時のインフラ」として見ています。
だからコンビニのトイレを借りるとき、私たちは「いつもお世話になっている場所」という感覚で必ず何か買います。義務ではなく、いざというときに頼る場所を大事にしておきたいからです。
チェックリスト:自分の部屋の「近所のコンビニ」を確認する
- 徒歩5分以内のコンビニを2軒把握しておく:1軒が閉店・改装中でも困らないように。
- トイレが「あり・貸出中」かを確認する:都市部の小型店や駅ナカ店にはトイレがない店舗もあります。
- 災害時帰宅支援ステーションのステッカーを見ておく:入口付近に貼られています。
- ATMやコピー機の有無:印鑑証明や住民票のコンビニ交付が使える店舗なら、引っ越しの手続きも楽になります。
よくある質問
Q1. コンビニのトイレを借りるとき、必ず買い物をしないといけない?
義務ではありません。店側は集客のためにトイレを開放しており、借りること自体は歓迎されています。ただし一言お礼を伝える、きれいに使うといった配慮は、お互いに気持ちよく済ませるために大切です。
Q2. 忙しい時間帯に小さな買い物をするのは迷惑?
ワンオペの時間帯に少額の買い物でレジを止めると、負担になることがあります。セルフレジがあればそちらを使う、なければお礼の一言だけでも十分です。
Q3. 災害時にコンビニのトイレは使える?
自治体と協定を結んでいる店舗は「災害時帰宅支援ステーション」としてトイレや水道水を提供する場合があります。ただし断水中は使えないこともあるので、非常用トイレの備えは別に用意しておくと安心です。
まとめ|コンビニのトイレは、日本の暮らしを支えるインフラ
- 「トイレを借りたら買い物をする」は81%。理由は「お礼の気持ち」
- 「親がそうしていた」という声に、マナーが受け継がれる形が見えた
- 忙しい時間帯の小さな買い物は、かえって店員さんの負担になることも
- 買う・買わないより「きれいに使う」「一言伝える」が本質
- 貸主は近所のコンビニを「非常時のインフラ」として見ている
トイレを借りる側もお店の側も気持ちよくいられる関係を、これからも大事にしたいですね。次回のアンケートもYouTubeのコミュニティでお知らせします。
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